「圭紀の写真館 」-姫野武者より

姫を紹介されたのは、旧盆過ぎの残暑厳しい日であった。

黒のロングドレスに、日焼けした姿がまぶしく、いかにも南の島でのゴージャスな休暇から帰ったばかりの雰囲気であった。だが、姫いわく、単に日焼けしやすい体質とのこと・・・。今は美白ブームだが、70年代後半のアグネス・ラム全盛時には、グラビアやポスターには健康的な日焼け美人モデルが多数登場していたものである。南の島、海の青さ、砂の浜辺、夏の太陽とくれば、当然日焼け美女が定番であった。この頃青春時代を過ごした拙者としては、姫の雰囲気に70年代の懐かしさを覚えたものである。

会う前は多少身構えていたせいか会話は多少ぎこちないものでった。ある話題がきっかけで、会社勤めの頃に住んでいた独身寮が、何と彼女の実家と同じ生活圏だったことが判明してからは一気に話しが弾み、姫を良く知るきっかけとなった。

タレント活動を始めたばかりの姫の実績といえば、ミス日本に選出されたことが唯一といってもよい。コンテストへの応募動機は、芸能界へのステップアップよりも、留学資金稼ぎにあったらしい。事実、その後アメリカに2年間程留学していたということである。ご両親は、一人娘の海外留学に当然ながら猛反対。この逆境にめげることなく、持ち前の行動力と強い意志で自己実現を果たしている。

一方、若い娘にありがちな横柄な態度とか'80年代後期的バブリィーな上昇志向の類いは、彼女からは感じられない。突出した個性むき出しで街をカッ歩する今風の女性が多い昨今、むしろノーマルな感性を備え、私のような中年世代にも違和感のない好印象を与えてくれるのは、姫の風貌・世代からすれば意外であった。

帰りは目白駅から新宿駅までは一緒だった。途中、乗客の携帯呼び出し音に不快感を覚えた。その時に気付いたのだが、姫も携帯電話を手にしていた。やはりあの呼び出し音が不快で、迷惑にならないようにと車中では常に手に持っているのだそうだ。何げない気配りではあるが、彼女の性格の一端をかいま見る思いがした。

同郷のO社長から姫を紹介されたのは、このホームページの立ち上げ協力にあった。姫を良く理解できた頃には、拙者も佳紀ファンになっていた。いずれは姫自身が当サイト全般を自力運営し、自ら情報発信できるようになるまでは、協力していくつもりである。

このサイトを通じ、姫の魅力を少しでも多くの方に知ってもらえれば幸いである。


姫野武者 (1999/09/01)